中国・上海にオープンした「上海プラネタリウム」
中国・上海にこのほど、世界最大をうたうプラネタリウムがオープンしています。中国の近年の宇宙探査について大々的に展示されている一方、宇宙開発の先駆者である米国についての言及は非常に限られているようです。
中国政府は今年、中国共産党創立100年を記念し同党の功績をたたえるプロパガンダの一環で、宇宙開発分野の火星に宇宙船を着陸させ探査機「ローバー」を降ろし、自国の宇宙ステーションに宇宙飛行士らを送り込んでいるなどを次々に発表しています。
新たにオープンした「上海プラネタリウム」では、これらミッションに使われた宇宙船の縮尺模型や、国家の科学的躍進をたたえる文言、<習近平>国家主席と中国人宇宙飛行士との交信の様子を捉えた映像などが展示されています。
一方、旧ソビエト連邦や中国の地政学的ライバルである米国の宇宙開発史についてはわずかしか触れられず、1969年の米国の月面着陸については、小さな展示だけです。また、「宇宙の英雄」と名付けられたコーナーで取り上げられているのは、ロシア人宇宙飛行士2人と、中国初の宇宙飛行士である<楊利偉>です。
建物は、米ニューヨークのエンニアド・アーキテクツが設計したもので、渦巻く銀河をイメージしているとか。広さは3万8000平方メートルで、サッカー場およそ五つ分。開発費は6億元(約100億円)となっています。
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Posted at 2021-08-03 14:45
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Posted at 2021-08-03 15:44
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Posted at 2021-08-03 15:59
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Posted at 2021-08-03 16:25
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