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- <松田青子>『おばちゃんたちのいるところ』@「世界幻想文学大賞」
8日、作家<松田青子>さん(42)の短編集『おばちゃんたちのいるところ』の英訳版が、優れたSFやファンタジー作品に贈られる権威ある「世界幻想文学大賞」の短編集部門を受賞したことが、日本での版元の中央公論新社が公表しています。
<松田青子>さんは、1979年兵庫県生まれ。2013年、初の単行本『スタッキング可能』で、第26回三島由紀夫賞候補、第35回野間文芸新人賞候補にあがり注目されます。著書に『英子の森』(2014年・河出書房新社)・『ワイルドフラワーの見えない一年』(2016年・河出書房新社)・エッセイ『ロマンティックあげない』(2016年・新潮社)、訳書に『狼少女たちの聖ルーシー寮』(カレン・ラッセル著・2014年・河出書房新社)・『レモン畑の吸血鬼』(カレン・ラッセル著・2016年・河出書房新社)などがあります。
中央公論新社によりますと受賞は7日付。1975年に米国で創設され、近年では2006年に<村上春樹>さんの『海辺のカフカ』が長編部門を、2019年に映画監督の<宮﨑駿>さんが生涯功労賞を受賞しています。
『おばちゃんたちのいるところ』は、日本では2016年に刊行されています。失恋した「私」の元に自殺したはずの「おばちゃん」が現れる物語「みがきをかける」など計17編の短編が収められています。
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