世界最大の日系人社会があるブラジルで広く読まれてきました邦字紙『ニッケイ新聞』(本社・サンパウロ)が、12月18日付で廃刊します。今月18日付の紙面(電子版)で発表しています。
『ニッケイ新聞』は、1947年創刊の『パウリスタ新聞』が源流で、別の邦字紙と合併して1998年に誕生しています。
日系人コミュニティーの情報や、日本とブラジルの政治、経済ニュースなどを伝えてきました。ただ、読者の平均年齢は80歳以上、日本語を読める読者の減少で経営が悪化し、新型コロナウイルスの大流行が読者や広告主減少に拍車を掛けたようです。最近の発行部数は約3500部に落ち込んでいました。
来年1月には、NPO「ブラジル日報協会」が新たに邦字紙を創刊し、ニッケイ新聞の記者や読者を引き継ぐ予定になっています。
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