9日、JR貨物は九州エリアを走る新型の電気機関車「ECO-POWER(エコパワー) レッドサンダー」を、製造拠点の川崎車両兵庫工場(神戸市兵庫区)で公開しています。消費電力を減らしたのが特徴で、2023年3月に運行開始を予定。同エリアの老朽機関車と順次置き換えられます。 新車両は、全長約20メートル、最高速度は時速110キロ。消費電力を抑える「交流回生ブレーキ」を装備しています。車体の色は「銀釜」の愛称で親しまれ、同エリアを走る「EF81形式303号」を継承し、銀色主体の塗装を施しています。 車両は門司機関区(北九州市)に移され、走行試験のあと、2023年から数年のうちに九州運行用として計17両を配備する計画になっています。