ブロック塀越しにたわわに実ったカキノキ科カキノキ属の【豆柿】を見つけました。本種は、中国から持ち込まれたとされる渋柿の一種で、食用というよりは「柿渋」を採取する用途の方が主だったようです。果実を未熟なうちに収穫して臼で挽き、樽に詰めて暗所で発酵させて作るものが「柿渋」ですが、和紙、布、紐などに塗って素材の防水性や防腐性を高めることができます。
盆栽などで見かけたことはありますが、庭木として植えられているのは初めて遭遇しました。
雌雄異株で6月頃にクリーム色の花を咲かせます。雌花は単独で咲き、雄花は1~3個がまとまって咲きます。実は直径1〜2cmの球形か紡錘形をしていますがとても小さい分、花も普通のカキより小さい大きさです。果実は液果で秋に黄色に熟し、霜にあたると黒紫色になって甘みが増し、おいしく食べれますので「ぶどう柿」とも呼ばれています。
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Posted at 2021-12-15 18:39
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Posted at 2021-12-15 23:34
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