ダウ平均株価(12月27日)@終値3万6302ドル38セント
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新型コロナウイルスの「変異型(オミクロン)」の感染は拡大しているものの、米経済を支える個人消費は増えています。米経済の先行きに対する期待の高まりから幅広い銘柄に買いが先行しています。
米マスターカードが26日、同社の決済データをもとにまとめた米国の年末商戦(11月1日~12月24日)の売上高は前年同期比(8.5%)増えています。新型コロナ拡大前の2019年と比べても(10.7%)伸びています。「変異株(オミクロン)」の感染拡大が続く中でも消費は衰えていません。
米国株の取引は27日を含め年内5営業日となりました。年末にかけて株価が上昇する「サンタラリー」や、運用成績をよく見せるための年末のお化粧買いが相場を押し上げるとの期待も出ているようです。
多くの機関投資家が運用指標とするS&p500種株価指数は4日続伸し、前営業日に比べ65.40ポイント(1.4%)高の4791.19で終え、連日で過去最高値を更新しました。
また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前営業日比217.888ポイント(1.4%)高の1万5871.262で終えています。
主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数は(2.7%)高の4039.512と過去最高値を更新しています。