ダウ平均株価(2月3日)@終値3万5111ドル16セント
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決算内容が市場予想を下回った銘柄が売られ、相場の重荷になっています。なかでも2日夕に決算を発表した交流サイトの「メタプラットフォームズ(旧フェイスブック)」が一時(27%)安となり、時価総額にして2300億ドル(約26兆4200億円)余りが一瞬にして吹き飛んでいます。他のハイテク株にも売りが波及しました。
メタは2022年1~3月期の売上高見通しが市場予想を大幅に下回り、主力の広告事業の成長性が懸念されました。同社はダウ平均の構成銘柄ではありませんが、構成銘柄のソフトウエアのマイクロソフトや顧客情報管理のセールスフォース・ドットコムに売りが波及しています。前日終値が(1.77%)の米長期金利が3日に一時(1.84%)に上昇し、相対的な割高感が意識されやすいハイテクなど高PER(株価収益率)銘柄の売りを誘いました。
売られているのはハイテク関連だけではありません。機械のハネウェル・インターナショナルは一時(6%)超下げ、ダウ平均を押し下げています。3日朝に発表した四半期決算で売上高や通期の業績見通しが市場予想に届かず、失望売りを誘いました。