ファルコン植物記(2104)【ペチュニア】(5)
Jun
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原罪では、南アメリカに自生する「ペチュニア・アキシラリス」、「ペチュニア・インテグリフォリア」をもとに、ヨーロッパやアメリカで品種改良が進み、多様な品種がつくり出されました。1931年(昭和6年)には世界に先駆けて日本の種苗会社「サカタのタネ」が、「八重咲き品種」の商業化に成功し、注目を集めました。
【ペチュニア】はサントリーが日本の気候に適応できるよう、品種改良した「サフィニア」を出してから、人気が高まり、園芸各社で品種改良の競争が進み、一層の多様性を深めています。現在では、特に日本において、品種改良の競争がもっとも激しいと言われる種だけに、品種の同定は簡単ではなくなりましたが、特徴ある花弁の網目模様だけに、特定できることを期待しています。