『時をかける少女』@日本テレビ系「金曜ロードショー」
Jun
30
幾度となくテレビドラマや映画『時をかける少女』(1983年・監督:大林宣彦)で映像化されてきました<筒井康隆>の同名小説『時をかける少女』(1967年・盛光社)を、初めてアニメ化しています。
ひょんなことから過去へ飛べる「タイムリープ」の力を手にした女子高生の「真琴」が、過去を何度もやり直していくうちに、人生のかけがえのない時間に気づく姿を描く青春SFドラマです。
高校2年生の「紺野真琴」は、学校の理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことをきっかけに、時間を飛び越えて過去に戻る「タイムリープ」の力を手に入れます。その力を使い、男友達の「間宮千昭」や「津田功介」とカラオケを好きなだけ歌ったり、野球で好プレイを連発するなど、何気ない日常を思う存分満喫する「真琴」でした。何かあってもまた時を戻り、何度でもリセットできる。そんな楽しい毎日が続くはずでした。
監督は、本作までに『デジモンアドベンチャー』・『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』(2005年)の劇場版などを手がけ、本作の後に『サマーウォーズ』(2009年)・ 『バケモノの子』(2015年)・『未来のミライ』(2018年)・『竜とそばかすの姫』(2021年)などで日本を代表するアニメーション監督となる<細田守>が務めています。
主人公「真琴」を<仲里依紗>が声を当て、「真琴」の叔母「芳山和子」役で<原沙知絵>が声優初挑戦しています。2006年の公開時、わずか6館だけでの上映から口コミで評判が広まり、8カ月を超えるロングランを記録した作品です。