11日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続落して始まりました、
中国の新型コロナウイルスの感染再拡大によるマカオの都市封鎖、ロシアから欧州への天然ガス供給の主要パイプライン「ノルドストリーム1」の定期検査による供給停止が世界景気の減速を招くとの観測が相場の重荷になっています。欧州株相場の下落も嫌気されています。
中国では防疫措置の強化が景気や供給網に悪影響を及ぼすとの警戒が強まっています。欧州ではロシアとドイツ(35%依存)をつなぐ天然ガスの主要パイプラインが定期検査で供給が止まり、検査終了後も供給停止を続ける可能性が懸念されています。欧州のエネルギー価格高騰につながり、同地域の景気を冷やすとの見方が意識されています。
米国では今週から大手銀行を皮切りに主要企業の決算発表が始まります。13日には6月の消費者物価指数(CPI)の発表も控えています。いずれも相場を左右しかねないだけに、様子見の傾向が見られます。
終値は続落し、前週末164ドル31セント(0.52%)安の3万1173ドル84セントで取引を終えています。
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