24日、大相撲名古屋場所(千秋楽・15日目)が、ドルフィンズアリーナにて行われました。
西前頭二枚目<逸ノ城>(湊)が悲願の初優勝を飾っています。前頭三枚目<宇良>を「寄り切り」で下し、12勝3敗。優勝争いで11勝3敗で並んでいた横綱<照ノ富士>が結びで、大関<貴景勝>に「押し出し」で敗れたため、優勝が決まりました。平幕の優勝は、昨年初場所の<大栄翔>以来9場所ぶりになります。
立ち合いで<宇良>を組み止めると、左上手。右ものぞき盤石の態勢でジックリと攻め、最後は力強く寄り切って12勝目を挙げています。
上位総当たりの今場所は1横綱2大関撃破を含む役力士6連破で初日から無傷の6連勝。7日目から連敗を喫しましたが、9日目以降は5連勝と好調を維持。14日目は前頭十枚目<明生>に敗れ、横綱<照ノ富士>と3敗で並び、千秋楽に臨んでいました。
1972年名古屋場所で米ハワイ出身の<高見山>が外国出身力士として初の幕内優勝を果たしてから50年を迎えた節目の場所で、新たに15人目の外国出身の優勝力士が誕生しています。モンゴル勢としては最多を更新する8人目となりました。
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