442年ぶりの「皆既月食」と「惑星食」
Nov
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国立天文台によりますと、今回は「皆既月食」中に天王星が月に隠れる「天王星食」の観測も期待できます。天王星は明るさが6等級で、空が十分に暗い条件でやっと見えるかどうかですが、小笠原諸島を除く各地で同時に見られます。
「皆既月食」中に「惑星食」が起きるのは極めて珍しく、1580年(天正8年)7月26日の「土星食」以来約442年ぶりの天体現象となります。日本で次回、「皆既月食」中に「惑星食」が起こるのは、322年後の2344年7月26日の「土星食」となります。
「皆既月食」では、太陽から届くわずかな光に照らされ、月が赤黒くなります。<18:09>から月の一部が欠けて見える「部分食」が始まり、「皆既月食」は<19:16>から<20:42>まで86分間続きます。
「おうし座流星群」も期待できますので、「皆既月食」中に「惑星食」の遭遇する機会は、一生に一度の機会ですので多くの天体ファンには、秋の夜長になりそうです。