山形大研究グループがナスカ台地でドローンを使って撮影した、人を描いた地上絵に輪郭を画像加工したもの。(画像:山形大学提供)
8日、山形大学は<坂井正人>教授(文化人類学)の研究グループが世界遺産「ナスカの地上絵」で知られる南米ペルーのナスカ台地とナスカ市街地付近で、人間や鳥などの新たな地上絵168点を見つけたと発表しています。調査にはドローンや人工知能(AI)を活用しています。
現地の考古学者らとの共同調査で2019~20年に発見しています。約3割は人の形をした絵で、ネコ科動物やヘビも見つかっています。グループは以前も新たな絵を見つけており、今回で計358点になったといいます。
調査では、AIが航空写真を解析して絵のありそうな場所を絞り込み、人間が現場で確認しています。今後はAIを使い、分布規則の研究にも取り組みます。
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