『ケイコ目を澄ませて』@<三宅唱>監督
Dec
11
元プロボクサー<小笠原恵子>の自伝『負けないで!』(2011年5月30日発行・創出版)を原案に、様々な感情の間で揺れ動きながらもひたむきに生きる主人公と、彼女に寄り添う人々の姿を丁寧に描き出しています。
生まれつきの聴覚障害で両耳とも聞こえない「ケイコ」は、再開発が進む下町の小さなボクシングジムで鍛錬を重ね、プロボクサーとしてリングに立ち続けています。嘘がつけず愛想笑いも苦手な彼女には悩みが尽きず、言葉にできない思いが心の中に溜まっていきます。ジムの会長宛てに休会を願う手紙を綴るも、出すことができません。そんなある日、「ケイコ」はジムが閉鎖されることを知ります。
主人公「ケイコ」を見守るジムの会長を<三浦友和>、その妻に<仙道敦子>が演じています。