ダウ平均株価(1月11日)@終値3万3973ドル01セント
Jan
11
前週末の米雇用統計で平均時給の伸びが市場予想を下回り、前日は米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が講演で金融政策に関して踏み込んだ発言をしませんでした。12日朝に予定されています12月の米消費者物価指数(CPI)の発表に先回りし、米金融引き締めの長期化懸念の後退による買いが続いています。大型ハイテク株が総じて上げたのも市場心理の改善につながっています。
(CPI)は11月まで2ケ月連続で前年同月比の伸び率が縮小し、市場予想も下回りました。12月もさらに減速すれば米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締め長期化の観測が後退し、相場を押し上げると見込まれています。前週末に発表された12月の米雇用統計では、サービス価格を左右する賃金の伸び率低下が確認されています。
米債券市場では長期金利が低下し、相対的な割高感が薄れた高PER(株価収益率)のハイテク株の追い風となりました。ダウ平均の構成銘柄以外ではネット通販のアマゾン・ドット・コムが(6%)高で終えています。
終値は、前日比268ドル91セント(0.8%)高の3万3973ドル01セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸して、前日比189.041ポイント(1.8%)高の1万0931.671でした。S&p500種は、前日比50.36ポイント高の3,969.61でした。