<藤井聡太竜王>(220)@第72期王将戦7番勝負第4局
Feb
9
自玉に厳しく迫る<羽生善治九段>の王手(▲5二桂成)に対し長考に及び、封じ手の1手には、実に2時間24分もかけています。
午前9時から始まった対局は、先手の羽生が角換わりに誘導しました。千日手指し直しの3局を含めて過去54局のタイトル戦の中で、<藤井聡太竜王>が最多の25局を指しています戦法です。
<羽生善治九段>は、シリーズ1勝2敗で迎えた今局を落とせば、かど番に追い込まれます。タイに追いつくため、あえて相手の得意戦法に飛び込んでいます。 先手番の第2局は相掛かりから快勝でした。
各自持ち時間各8時間のうち、消費したのは<羽生善治九段>の2時間7分に対し、<藤井聡太竜王>は5時間15分を費やしています。
本日10日午前9時から対局2日目が再開され、勝敗が決まるのは、夕方以降とみられています。