『夕陽に向かって走れ』@NHK-BSプレミアム
Feb
16
1909年に起きた、インディアン事件の実話をもとに、アメリカの病根を追求した作品です。
ネイティブ・アメリカンの青年「ウィリー・ボーイ」が、恋人「ローラ」との結婚を彼女の父親に反対されたため駆け落ちしようとしますが、父親を誤って殺してしまい、2人は逃亡します。大統領護衛の任にもついていた保安官補の「クーパー」が捜索隊と共に追跡します。「ウィリー」はまたも誤って捜索隊の1人を殺してしまいます。途中「クーパー」は「ローラ」の死体を見つけますが、自殺か「ウィリー」に撃たれたかは分かりません。
1人で追跡を続けた「クーパー」は遂に、山で「ウィリー」を追いつめます。銃を手に向かい合う2人。次の瞬間、「クーパー」が「ウイリー」を倒します。しかし、「ウイリー」の銃には、初めから弾が込められていなかったことを知った「クーパー」は、「ウイリー」と「ローラ」の無益な逃亡と、何の意味もなく散っていった命を思い、胸に重い痛みを感じるのでした。
<ハリー・ロートン>の原作をもとに、<エイブラハム・ポロンスキー>が監督・脚本を担当しています。出演は、「クリストファー・クーパー」に<ロバート・レッドフォード>、「ローラ」に<キャサリン・ロス>、「ウィリー・ボーイ」に<ロバート・ブレイク>、「エリザベス」に<スーザン・クラーク>、「レイ・カルヴァート」に<バリー・サリヴァン>、「ジョージ・ハッカー」に<ジョン・ヴァーノン>ほかが名を連ねています。