現在の「神戸市立須磨海浜水族園」(神戸市須磨区)は、5月31日で営業を終え、建設中の新施設に生き物を移送した後、建物は解体されます。建築士会の青年部会長の時に、竣工間際の水族園の見学会を企画して35年が経つ、思い出の建物でした。
水族園と須磨海浜公園の再整備を進める企業グループ(代表・サンケイビル)は、新たな水族館の名称を「神戸須磨シーワールド」とし、来年6月のグランドオープンを予定していると発表しています。
新水族館では、西日本で唯一となるシャチの展示のほか、イルカのショーを楽しんだり、触れ合えたりする仕掛けも計画されていますが、民営化後の利用料金が大幅に高額(大人3100円/小中学生・幼児1800円)となることが明らかになり、足が遠のきそうです。
水族館を含む同公園は約14ヘクタールあり、このうち再整備区域は約10ヘクタール。昨年1月から順次工事が進められており、今年9月には、カフェやレストランなど5店舗が入ったにぎわい施設が先行開業します。また、全室オーシャンビューの「神戸須磨シーワールドホテル」は新水族館とともに来年6月のオープンの予定です。
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