金融市場で日本株の上昇と円安が同時に進んでいます。
日経平均株価がバブル後最高値まで駆け上がり、円相場は半年ぶりに「1ドル=140円台」まで下落しています。海外投資家が株価上昇で円売り・ドル買いの為替予約を積み増していることが背景にあります。
また、朝方発表されました2023年1~3月期の米実質国内総生産(GDP・季節調整済み)改定値が速報値から上方修正されるなど米経済が堅調なのを背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げが長期化するとの観測が高まっています。大規模な金融緩和策を続ける日本との違いが意識され、金利が高いドルを買って円を売る動きが強まっています。
昨年、対ドルの円相場は歴史的な水準まで下落しました。(FRB)が昨年3月以降、インフレを抑えるために急速に利上げを進めた一方、日本銀行は長期金利を低く抑え込む政策「イールドカーブ・コントロール(YCC)」を始めとする金融緩和を維持。日米の金利差が広がって急激な円安が進み、2022年10月、一時「1ドル=151円台」に下落し、約32年ぶりの円安水準になっています。
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