<藤井聡太叡王>(246)叡王防衛@第8期叡王戦五番勝負
May
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<菅井竜也八段>がシリーズ4度目の三間飛車を選んだ本局。午前11時前、早くも両者の戦いがぶつかり33手目、菅井の▲8八角から△8二飛→▲7七角→△7二飛→▲8八角と互いの角と飛車が7筋と8筋を交互に行き来。迷いのない手つきで同じ局面がが4回続き、午前10時51分、千日手が成立し、午前11時30より先手を交代して指し直しとなりました。さらに、午後6時32分、2度目の千日手が成立し、午後7時15分から再び指し直し1日3局の死闘が繰り広げられました。
タイトル戦では、2022年5月の叡王戦五番勝負第2局で1度、2022年6月3日の棋聖戦五番勝負第1局では2度の千日手指し直しも経験している<藤井聡太叡王>が、丁寧に勝ちを重ねました。
対振り飛車党と初のタイトル戦を勝利で収めた<藤井聡太叡王>は、<羽生善治九段>以来、史上2人目、史上最年少での七冠獲得へ、いよいよ今月31日からは3勝1敗と王手をかけています<渡辺明名人>との名人戦第5局が始まります。