(画像:「俳優座劇場」の公式サイトより)
14日、東京・六本木にあります「俳優座劇場」が、2025年4月末日をもって閉館することが公式サイトで発表されています。劇団俳優座の創立10周年事業として1954年4月20日の開場以来、70周年の節目を迎えると同時に幕を下ろすことになりました。
公式サイトでは、閉館の理由を「各般の事情」としており、「閉館まで1年10ヵ月ほどございます。最後まで堅実な運営に努める所存です」と、今まで通りに営業を続けます。「70年間、皆様からいただきましたご支援に対しまして謹んで御礼申し上げます」と、伝えています。
同劇場は、戦災で焼失した「築地小劇場」に代わる新劇の拠点として、多くの文化関係者と観客の支援により1954年(昭和29年)に誕生。1980年に改築され現在の建物となり、客席は300席。劇団俳優座をはじめとする各劇団やプロデュース団体などの公演などの演劇以外に、講演会などの会場としても幅広く利用されてきています。
開業当初から劇場附属の舞台美術部(大道具製作)があることも特徴で、演劇を中心とした舞台芸術の創造の場となっています。劇場主催の演劇制作「俳優座劇場プロデュース公演」も行われてきました。
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