日経平均株価(7月3日)@終値3万3753円33銭
Jul
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前週末の米株式相場がインフレ鈍化観測を背景に上昇したうえ、朝方発表の日銀短観での製造業の景況感改善などを追い風に幅広い銘柄へ海外勢とみられる買いが強まりました。
日銀が朝方に発表しました6月の全国企業短期経済観測調査(短観)では、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業・製造業で7四半期ぶりに改善。半導体関連など主力の製造業を中心に幅広い銘柄の買いを誘いました。さらに短観での企業物価見通しによると、全規模・全産業の1年後の消費者物価指数(CPI)の見通しが前回3月調査から鈍化しています。日銀による緩和的な金融政策が継続するとの見方も株買いを後押し、日経平均は上げ幅を拡大しています。
終値は大幅反発し、前週末比564円29銭(1.70%)高の3万3753円33銭で終えています。年初来高値を更新しています。一時はバブル経済崩壊後の終値最高値(3万3706円08銭)を上回り「3万3762円81銭」の高値を付けています。