日経平均株価(8月7日)@終値3万2254円56銭
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前週末4日の米株式市場でダウ工業株30種平均など主要株価指数は下落しました。同日発表の7月の米雇用統計で平均時給の前年同月比の伸びが市場予想を上回り、米利上げ継続を意識した売りが優勢となりました。東京市場でも朝方は運用リスクを回避する売りが先行しました。
売り一巡後は押し目買いが入り下げ渋り、外国為替市場での円高・ドル安基調の一服や米株価指数先物が日本時間7日午前に堅調に推移したことも支援材料になっています。
日銀は7日朝、7月27~28日に開いた金融政策決定会合での政策委員の「主な意見」を公表しています。長短金利操作(イールドカーブ・コントロール=YCC)に関して「柔軟化しつつ維持していく必要がある」といった意見が出ており、緩和継続が意識されたことも相場全体を下支えしました。もっとも、「日銀の物価や政策を巡る情報発信に対する解釈は定まっていない」との見方もあるようです。
終値は小幅に続伸し、前週末比61円81銭(0.19%)高の3万2254円56銭で終えています。