『雪之丞変化』@BS12トゥエルビ
Sep
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1934年(昭和10年)から翌年にかけて『朝日新聞』に連載されました<三上於菟吉>の時代小説を原作として、多くの映画・テレビドラマ・舞台・新作歌舞伎・宝塚歌劇などが製作されています。
長崎の大店の主人の子「雪太郎」は、父親はじめ家族一同を、あらぬ抜け荷の濡れ衣を着せられ破滅させられます。孤児となった「雪太郎」は場末役者の「中村菊之丞」に拾われ、やがて女形の看板役者「中村雪之丞」となって江戸に現れますが、そのもう一つの顔は親の敵を討つべく剣術を磨きあげた復讐の鬼でした。狙うは今や我が世の春を謳う元長崎奉行「土部三斎」とその一味です。義賊「闇太郎」の助けをうけて、「長崎の敵を江戸で討つ波乱万丈の物語が繰り広げられます。
「中村雪之丞・闇太郎」に<長谷川一夫>、「お初」に<山本富士子>、「浪路」に<若尾文子>、「昼太郎」に<市川雷蔵>、「島抜け法師」に<勝新太郎>、「門倉平馬」に<船越英二>、「土部三斎」に<二代目中村鴈治郎>、「中村菊之丞」に<八代目市川中車>、「語り」に<徳川夢声>ほかが出演、監督は<市川崑>が務めています。