小惑星の石の回収@探査機「オシリス・レックス」
Sep
24
小惑星の石の回収は日本の「はやぶさ」と「はやぶさ2」に続き3例目となりました。
石は太陽系最初期の様子を刻む「タイムカプセル」です。(NASA)は今後、試料の0・5%に当たる約1グラムを日本での分析用として宇宙航空研究開発機構(JAXA)に提供する予定で、日米はそれぞれが得た石を交換、惑星形成の歴史や生命の由来を読み解きます。
「オシリス・レックス」は2016年に出発し、2020年に石を採取しています。「はやぶさ2」の50倍に当たる250グラム前後が採れたとみられています。探査機本体は約62億キロ、7年間の旅から地球上空に戻るとカプセルを放出し、着地せずに次の小惑星観測に向かいました。
(NASA)などはカプセルを到着地近くの米軍施設にある仮設クリーンルームに運び、中身を保護する作業を実施。この後は南部テキサス州ヒューストンの施設に運んで中の石を確認し、分析が始められます。