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今年の読書(69)『薔薇色に染まる頃』吉永南央(文春文庫)

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今年の読書(69)『薔薇色に染...
『萩を揺らす雨』で始まりました「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズも2022年10月に刊行されました本書『薔薇色に染まる頃』で10作目になり、2023年9月10日に文庫本が発売されています。

生活食器としての焼き物販売を併設しています珈琲屋「小蔵屋」を営む「杉浦草」を主人公として、紅雲町内で起こる過程的な事件や人間関係を舞台に、「お草」の活躍を描くミステリーということで謎解きのシリーズが始まっていますが、今回ようやく本格的なミステリー仕立ての構成でした。

一度は売ったものの手放したことを後悔していた金細工の帯留めが戻ってきたと、旧知の東京のアンティークショップ「海図」から連絡をもらった「お草」は京都に出向く前に、早速その店に向かいますが、そこで耳にしたのは顔なじみのバーの雇われ店長「ユ-ジン」が殺されたらしいという話でした。

「ユ-ジン」が父親「室橋」にいじめられていた子供の頃からの知っており、生前に彼と約束を交わしていた「お草」はそれを実行に移し、各誌引き出しに隠されていました2千万のげんきんを、sg否定されたところへ届けます。その後、新幹線の品川駅で何者かに追われている様子の母親と少年と隣り合わせます。そして母親から子供を預かってほしいと頼まれた後、母親は駅のホームで刺されてしまいます。「お草」はその少年を預かり京都に向かうことになります。

殺された「ユージン」、生前の約束と怪しげな2千万の現金、ホテルへの不審な男。事件の全貌もわからぬまま少年と逃避行を続ける「お草」は、っ京都に行くのを取りやめ、滋賀県の陶芸家に逃避行の協力を頼むのでした。

「海図」の店主「金源」、元警察官の探偵「辺見」、陶芸家「丹山慶悟」など、いつものレギュラーメンバー以外の個性ある人物たちが登場している、異色の内容でした。11番目となる最新刊『雨だれの標本』が、2023年10月6日に刊行されていますが、文庫本化まで、しばらく辛抱です、
#ブログ #文庫本 #読書

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