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『ペルリンプスと秘密の森』@<アレ・アブレウ>監督

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『ペルリンプスと秘密の森』@<...
一人の少年の目を通して南米大陸の歴史と冒険を描いた『父を探して』(2013年)で、「第88回アカデミー賞」(2016年)長編アニメーション賞にノミネートされ、アニメーションの新潮流〈イベロアメリカ:欧州及び中南米のスペイン語・ポルトガル語圏諸国から構成される地域のこと〉の最も重要な作家のひとりとされる<アレ・アブレウ>監督の最新作『ペルリンプスと秘密の森』が、2023年12月1日より公開されますが、予告編が解禁されています。

 彗星のごとく現れた新たな才能に世界が驚いた気鋭のブラジル人監督の<アレ・アブレウ>です。『父を探して』は、2014年にアヌシー国際アニメーション映画祭クリスタルアワード(最高賞)&観客賞をダブル受賞、2016年に新設されたアニー賞長編インディペンデント作品賞(のちに『ウルフウォーカー』や『未来のミライ』が受賞)を受賞したほか、2016年にアカデミー賞長編アニメーション賞に南米の長編アニメ作品として初ノミネートされました。

テクノロジーを駆使する太陽の王国の「クラエ」と自然との結びつきを大切にする月の王国「ブルーオ」の2人の秘密エージェントは、巨人によってその存在を脅かされる魔法の森に派遣されています。森を守る唯一の方法は、光という形でこの森に入り込んだ「ペルリンプス」を見つけることでした。敵対していた2人は共通する目的のために協力し合うことにします。しかし平和をもたらすという謎の生物「ペルリンプス」を探すうちに、物語は思いがけない結末にたどり着きます。

異なる者同士が同じ目的のために違いを超えて手を組むとき、個人の才能を超えた大きな力が生まれ、仲間がいることへの安心感や幸せは、より良い未来のための一歩を踏み出すエネルギーとなっていきます。そしてアマゾンの森林保全が大きな課題であり責任でもあると感じているブラジル人監督の目には、「子どもの澄んだ目で見つめると光のような希望が見えてくる」と現実と対峙しています。
#アニメ #ブラジル映画 #ブログ #映画

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