120億~130億年前の巨大ブラックホール
Dec
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ほとんどの銀河の中心には巨大なブラックホールがありますが、「種」となる初期のブラックホールがどの時点でどのように生まれ、成長してきたのかは解明できていません。
チームは、さらに初期の宇宙にさかのぼって調べれば、ブラックホール誕生の謎に迫れる可能性があるとしています。天体からの光は地球に届くまでに時間がかかり、遠い天体の観測は大昔の姿を見ていることになります。
研究チームは、はるか遠くの銀河から届く赤外線も見られる米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の観測データを分析。狭い観測範囲にもかかわらず、120億~130億年前に相当する遠い宇宙の銀河10個から、巨大ブラックホールの存在を示す光の痕跡を発見しています。赤外線を観測できない望遠鏡のデータから予想していた数の50倍に当たります。