「第69回 小学館漫画賞」@小学館
Jan
18
18日、小学館は「第69回 小学館漫画賞」の受賞作を発表しています。昨年までの「小学館漫画賞」は児童向け部門、少年向け部門、少女向け部門、一般向け部門と各部門で最も優れた作品を選んでいましたが、昨今の漫画が世代や性別を超えて広く読まれる文化となっていることから、今回から部門賞は廃止されています。
『週刊少年サンデー』で連載中の『葬送のフリーレン』(原作:山田鐘人、作画:アベツカサ)、『週刊少年ジャンプ』で連載中の『逃げ上手の若君』(松井優征)、『月刊フラワーズ』で連載中の『数字であそぼ。』(絹田村子)、『ビッグコミックスペリオール』で連載中の『トリリオンゲーム』(原作:稲垣理一郎、作画:池上遼一)が選ばれています。
◆『葬送のフリーレン』は、2020年4月より『週刊少年サンデー』にて連載中の同名漫画が原作で、魔王を倒した勇者一行のその後を描く後日譚ファンタジーです。魔法使いの「エルフ・フリーレン」が、勇者亡き後の世界で、新しい仲間達と共に新たな冒険を繰り広げる物語です。
◆『逃げ上手の若君』は、2021年1月より『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートした同名漫画が原作で、『魔人探偵脳噛ネウロ』・『暗殺教室』で知られる<松井優征>の最新作になります。1333年の鎌倉を舞台に、鎌倉幕府最後の後継にして、主人公の〈天下一逃げ上手な少年武将〉「北条時行」の生涯を描いた物語です。
◆『数字であそぼ。』は、『月刊フラワーズ』で2018年6月より連載中。神童と呼ばれ育った「横辺建己」が、西の名門といわれる吉田大学に入学し、ノーベル賞受賞者を多く輩出しているこの大学で、物理学者を目指す物語です。
◆『トリリオンゲーム』は、2020年12月より『ビッグコミックスペリオール』で連載中で、主人公である〈世界一のワガママ男〉の「ハル」と、〈気弱なパソコンオタク〉の「ガク」という正反対の二人が、ゼロから起業し、型破りな方法で1兆ドル(トリリオンダラー)を稼いで、長者番付に名を連ねる経営者へと変貌していく物語になっています。