9日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前引けは前日比166円63銭(0.45%)高の3万7029円91銭でした。
取引時間中に3万7000円台をつけるのは約34年ぶりとなりました。前日の米株高を受けた買いが先行し、上げ幅は一時400円強に達し「3万7287円26銭」を付けています。
ソフトバンクグループ(SBG)の急伸も日経平均を押し上げました。ただ、朝高後は利益確定売りでやや伸び悩んでいます。
連日で上昇しています米株式相場が投資家心理を一段と上向かせているようです。
8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、連日で最高値を更新しています。主要な半導体株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も上昇し、東京市場でも東エレクなど半導体関連株に買いが入りました。 米株式市場で英半導体設計大手アームが急伸した流れを受け、アーム株を保有する(SBG)が連日で大幅高となり、日経平均を1銘柄で147円押し上げています。
ただ、日経平均は前日に743円高と大幅に上昇していたため、上値では利益確定目的の売りも出やすく、(SBG)を除く主力株は高安まちまちの推移でした。
終値は小幅に続伸、前日比34円14銭(0.093%)高の3万6897円42銭で終えています。