『 座頭市 あばれ凧』@BS12トゥエルビ
Feb
12
今夜<20:00>より「BS12トゥエルビ」にて、「座頭市」シリーズ第7作目として1964年7月17日より公開されました『 座頭市 あばれ凧』の放送があります。
あるやくざに鉄砲で撃たれた盲目の渡世人「座頭市」は、自分を救った見知らぬ恩人を追って鰍沢の地へいきます。そこでは富士川を挟み、「津向の文吉」と「竹居の安五郎」という2大勢力が対抗していました。
「文吉」は、今年も河原で花火をあげて近在の人々を喜ばせようと、江戸の花火師「久兵衛」を招き、姉娘「お国」を迎えにやりましたが、「市」を救ったのはこの「お国」でした。鰍沢についてこれを知った「市」は、「お国」に厚く礼を言い、自分はしがない按摩として「文吉」の家に厄介になる。〈吃安〉と仇名される「安五郎」は、妹「お仙」が代官の妾という立場を利用して、「文吉」の縄張りを狙い、ことある毎に「文吉」に因縁をつけていましたが、柔和な「文吉」は取り合わず、血気にはやる乾分をなだめていました。
そんなところに親姉妹に迷惑をかけて出奔していた息子「清六」が「文吉」の家に帰って来ます。「清六」は「市」をみて驚きます。彼は渡世人の中で名高い座頭市を討って、男をあげようとしていたのですが、盲目の「市」は「清六」と会っても己を射った人間だとは知る由もなく、この「清六」が、〈吃安〉の罠にかかって捕えられてしまいます。縄張りをよこすか、「清六」の命かという掛け合いに、「市」は密かに〈吃安〉宅に侵入し、無事「清六」を救い出します。
「座頭市」に<勝新太郎>、「お国」に<久保菜穂子>、「お志津」に<渚まゆみ>、「津向の文吉」に<香川良介>、「花火師久兵衛」に<左卜全>、「竹屋の安五郎(吃安)」に<遠藤辰雄>、「お仙」に<毛利郁子>、「柴山天玄」に<五味竜太郎>、「清六」に<江田島隆>が出演、監督は<池広一夫>が務めています。