5日、米労働省が発表しました3月の雇用統計(季節調整済み)で、景気動向を敏感に反映する非農業部門の就業者数は前月比「30万3000人増」でした。伸びは2月の27万人増から拡大、市場予想(20万人増)も大きく上回りました。雇用情勢の強さが鮮明になっています。
失業率は(3.8%)と、前月から0.1ポイント改善。インフレに影響する平均時給は前年同月比(4.1%)上昇と、伸びは前月(4.3%)から減速しています。賃金を押し上げ、物価上昇圧力をもたらす人手不足は、移民増加などを背景に幾分和らいでいるようです。
業種別の就業者数は、医療関連が引き続き堅調で、前月比7万2000人増。建設業も3万9000人増となっています。