グアンタナモ収容所に収監された無実の息子を救おうとするドイツの母の実話を映画化し、2022年・第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞2冠(主演俳優賞、脚本賞)を受賞しましたドイツ・フランス合作製作の『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』が、2024年5月3日より公開されます。
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの1カ月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民クルナス一家の長男「ムラート」は、旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑をかけられ、キューバのグアンタナモ湾にある米軍基地の収容所に収監されてしまいます。
母「ラビエ」は息子を取り戻そうと奔走しますが警察も行政も動いてくれず、わらにもすがる思いで、電話帳で見つけた人権派弁護士「ベルンハルト・ドッケ」に助けを求めます。やがて「ラビエ」はドッケからのアドバイスで、アメリカ合衆国最高裁判所で「ブッシュ大統領」を相手に訴訟を起こすことを決意します。
ドイツでコメディアンとして活躍する<メルテム・カプタン>が、元気で時に厚かましい主人公「ラビエ」をユーモアたっぷりに演じ、『グンダーマン 優しき裏切り者の歌』の<アンドレアス・ドレーゼン>が監督を務めています。