「1ドル=156円47銭」
May
14
14日の東京外国為替市場で、円相場は続落しています。17時時点では前日の同時点に比べ58銭の円安・ドル高の「1ドル=156円46〜47銭」で推移しています。
15時ごろに「1ドル=156円54銭」近辺と、2週ぶりの安値をつける場面もありました。高インフレなどを背景に米連邦準備理事会(FRB)が政策金利を高い水準で維持するとの見方から、大きく開いた日米の金利差に着目した円売り・ドル買いが続いています。
米ニューヨーク連銀が13日発表しました4月の消費者調査で1年後の予想インフレ率が3月から加速したことを手がかりに、朝方から円売り・ドル買いが優勢でした。
東京市場では、輸入企業などの国内実需筋によるドル調達が活発との観測もあり、円相場を下押ししています。
もっとも、円相場は一段と下値を探る動きは限られました。14日には4月の卸売物価指数(PPI)の発表や(FRB)の<パウエル議長>の発言機会が予定され、内容を見極めたいとの雰囲気が見られます。