20日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発し、午前の終り値は前週末比559円54銭(1.44%)高の3万9346円92銭でした。
日経平均は一時、上げ幅を650円近くまで広げています。前週末に米ハイテク株が下落した流れで朝方は日経平均も小安く始まっており、市場で急速に上値を追うような具体的な材料は特にありませんでしたが、日経平均が底堅さを見せるなかで米国株と比較した日本株の出遅れ感に着目した買いが次第に優勢となりました。節目の3万9000円を突破したことで、先物の売り方による買い戻しも上昇に弾みをつけています。
国内債券市場では長期金利が一時(0.975%)と、ほぼ11年ぶりの高い水準を付けていいます。日銀の金融政策正常化への思惑が意識されやすいなか、国内金利には上昇圧力がかかっています。日経平均も短期筋の買い一巡後、前引けにかけてはやや伸び悩んでいます。
終値は反発し、大引けは前週末比282円30銭(0.73%)高の3万9069円68銭でした。終値で3万9000円台を回復し、(4月15日)以来約1カ月ぶりの高値をつけています。