本書『ゴジラ✕市川崑 1977~2006年の現場』は、映画監督<手塚昌明>(1955年〈昭和30年〉1月24日生まれ)の自伝です。
<山口百恵>主演作品『霧の旗』(1977年・監督:西河克己)で映画業界入りした<手塚昌明>は、<市川崑>の監督作『古都』(1980年)に助監督として参加。その後も15本以上の作品で<市川崑>監督に仕え、映画を学びます。
『ゴジラ✕メガギラス G消滅作戦』(2000年)で監督デビューした彼は、『ゴジラ✕メカゴジラ』(2002年)・『ゴジラ✕モスラ✕メカゴジラ/東京SOS』(2003年)といったゴジラ映画や、『戦国自衛隊1549』(2005年)といった作品で自身も大作監督と呼ばれるようになりますが、2006年に<市川崑>監督が
『犬神家の一族』(2006年)を監督した際には、監督補として支えています。
自伝では市川組の緊張感あふれるエピソードや、ゴジラ映画の裏側をたっぷりとつづっているほか、貴重な写真や画コンテも収録されています。<市川崑>ファン、ゴジラファン、双方必見の内容です。