10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比117円09銭(0.30%)高の3万9395円05銭でした。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待の高まりを背景に、前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いでいます。外国為替市場における円相場の下落も追い風となり、幅広い銘柄に買いが先行しました。
海外短期筋などが株価指数先物に断続的に買いを入れた場面では先物主導で上げ幅を広げましたが、その後は上値の重さが目立ちました。日経平均は最近のレンジの上限近辺にあり、心理的節目の4万円も意識される水準とあって、上値では利益確定売りや戻り待ちの売りに押されやすい状況でした。
終値は、前日比102円93銭(0.26%)高の3万9380円89銭でした。