「1ドル=149円51銭」
Oct
18
18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は5営業日ぶりに反発し、前日比70銭円高・ドル安の「1ドル=149円50〜60銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=149円37銭」、安値は「1ドル=150円08銭」でした。
前日に約2カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた後で、持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となりました。米国の減少の住宅関連指標も円相場の上昇を支えています。
17日発表の9月の小売売上高を含む米経済指標が景気の底堅さを示したことなどを受け、円は「1ドル=150円台」に下落していました。市場では、節目として意識されていた150円台を付けた後に一段と円安・ドル高が進まなかったため、18日は持ち高調整や利益確定の円買い・ドル売りが入りやすくなったとみられています。
18日発表の9月の米住宅着工件数は前月比(0.5%減)、前年同月比(0.7%減)の135万4000戸でした。先行指標となる住宅着工許可件数は142万8000戸で前月比(2.9%減)で、前年同月比(5.7%減)と、市場予想(145万戸)も下回りました。
米債券市場では、10年債利回りは(4.075%)、金利に敏感な2年債利回りは(3.955%)と低下し、日米金利差の拡大観測が後退したことも円買い・ドル売りにつながっています。