ひとりの女性の死をきっかけに、彼女の葬儀のために集まった人々の感情が露わになっていく様を描いた日本・スペイン・シンガポール合作製作のダークコメディ『カオルの葬式』が、2024年11月22日より公開されます。
女性脚本家の「カオル」が亡くなります。彼女の遺言には、10年前に離婚した元夫の「横谷」が喪主になるようにと記されていました。知らせを受けて東京から「カオル」の故郷である岡山にやってきた「横谷」は、そこで「カオル」の遺児である9歳のひとり娘、「薫」と出会います。
「カオル」の葬儀には、脚本家であった彼女のマネージャーや、プロデューサー、先輩や親友、そして葬儀を取り仕切る婦人会や地主一家などさまざまな人が集います。そんななか、嵐の夜にある事件が起こります。
岡山県北部にある寺を主な舞台に、昔からの風習が残る葬儀と、いまを生きる人々の姿を色あざやかに描き、製作にスペインやシンガポールのスタッフも参加した国際共同製作作品で、第19回大阪アジアン映画祭にてJAPAN CUTS Awardを受賞しています。
「横山潤」に<関幸治>、「鷲巣』カオル」に< 一木香乃>、「鷲巣薫」に<新津ちせ>、「橘秀介」に<足立智充>、「橘美津子」に<田中モエ>、「友沢千尋」に<滝沢めぐみ>ほかが出演、監督は<湯浅典子>が務めています。