1940年代ベルリンの実話をもとにした同作は、ユダヤ人の両親を持つ女性「ステラ・ゴルトシュラーク」が主人公の物語です。
生き残るために同胞を裏切った彼女が、終戦後、ユダヤ人仲間から裁判にかけられる様子が描かれます。<パウラ・ベーア>が被害者と加害者の両義的な顔を持つ「ステラ」を演じ、<ヤニス・ニーヴーナー>もキャストに名を連ねています。
予告編の冒頭に収められたのは、「ステラ」がたくさんのマスコミに囲まれながら裁判所へと向かうシーンです。続いてナチスによるユダヤ人への圧力が高まる様子や、ゲシュタポに逮捕されたステラがアウシュヴィッツへの移送を逃れるため同胞であるユダヤ人を見つけ出す〈密告者〉の道を選ぶ姿が切り取られていきます。