日経平均株価(12月3日)終値3万9248円86銭
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3日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比667円04銭(1.73%)高の3万9180円06銭でした。米連邦準備理事会(FRB)が12月の会合で利下げするとの見方が広がり、米景気の改善期待から楽観姿勢に傾いた海外投資家などの買いが日本株にも強まりました。半導体関連が軒並み上昇して相場を押し上げています。
前日2日の米株式市場でナスダック総合株価指数が最高値を更新でした。11月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は市場予想を上回り、米景気の底堅さが確認されています。
米連邦準備理事会(FRB)の<ウォラー理事>は2日、17〜18日に予定する次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で「追加利下げを支持する立場に傾いている」と述べました。米景気が底堅さを保つなか、(FRB)が利下げを続けるとの見方は株式相場を支えています。米ハイテク株高の流れを受け、東京市場でも短期筋による株価指数先物への買いが強まりました。
2日、米政府は人工知能(AI)向けの先端半導体や高性能の半導体製造装置などの中国への提供を制限する新たな措置を発表しました。半導体製造装置に関する新たな規制では、米国以外の外国から中国に輸出する場合でも米国の規制対象とするルールが設けられています。
ただ日本とオランダはこれら新たな規制の対象から外されたことも半導体関連の買いを誘ったとの見方もあります。ソフトバンクグループ(SBG)が大幅に上昇でした。東エレクやアドテスト、ディスコ、レーザーテクなど半導体関連もそろって上昇しています。
終値は、前日比735円84銭(1.91%)高の3万9248円86銭で終えています。3万9000円台を回復するのは(11月12日)以来、3週間ぶりとなっています。