「1ドル=150円71銭」(12月4日)
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4日の東京外国為替市場で、円相場は反落でした。17時時点では前日の同時点に比べ36銭円安・ドル高の「1ドル=150円37〜38銭」で推移しています。
17時すぎに一時「1ドル=150円53銭」近辺まで下落しました。日銀が18〜19日の金融政策決定会合で利上げを見送る可能性があるとの一部報道を受け、年内の追加利上げ観測が後退。海外勢を中心に円を売ってドルを買う動きが出ています。
一部報道では4日、円安進行などで物価の上振れリスクが強まらなければ、日銀が12月会合での政策変更を見送る可能性があると伝えています。同様の英文記事が配信されたことなどを受けて海外勢の間で円売り・ドル買いが強まりました。日本時間4日の取引で米長期金利が上昇した点も円相場の重荷になりました。
円は朝方には「1ドル=149円台半ば」と3日17時時点「1ドル=150円01〜02銭」を上回って推移する場面もありました。韓国で「非常戒厳」が宣言されたことを受けてリスク回避目的の円買いが入り、3日のニューヨーク市場で一時「1ドル=148円65銭」近辺と10月中旬以来の円高・ドル安水準をつけた流れを引き継いでいますが、韓国国会の決議を受けて宣言が解除されたことから、円買いの動きは続きませんでした。