ファルコン植物記(2200)【セイタカアワダチソウ】
Oct
27
路傍に、キク科アキノキリンソウ属の多年草【セイタカアワダチソウ(背高泡立草)】の花が目立つようになりました。
かわいそうなことに、良く花粉症の原因と間違われる【セイタカアワダチソウ】ですが〈虫媒花〉の為、花粉を飛ばすことがなく、花粉症の原因は、よく似た植物のキク科ブタクサ属の雌雄同株の〈風媒花〉「ブタクサ」という植物なのです。
【セイタカアワダチソウ】は、北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物(外来種)です。花期は10月から晩秋11月頃まで開花しています。河原や空き地などに群生し、高さは1~2.5 メートル、良く肥えた土地では3.5~4.5 mメートル程度にも成長します。茎は、下の方ではほとんど枝分かれがなく、先の方で花を付ける枝を多数出し、花期は10月から晩秋11月頃まで開花し、濃黄色の小さな花を多く付けています。
外来生物法により「ススキ」などと競合しますので要注意外来生物に指定されているほか、日本生態学会によって日本の侵略的外来種ワースト100にもにも選ばれている植物です。