不良のアウトドア

昔、R/3の研修で苦しんでいた頃、清水の舞台から飛び降りるがごとくの気持ちで、初めて購入したブライトリングがこれだ。
腕にブライトリングが光っているのを見るたびに、嬉しかったなぁ。
その後は、この時代の苦しい思い出が込み上げてしまうので、登場回数は少なかった。

先日、この時計の印象を変える為に、パイロットブレスを、キャメル色のクロコに交換してみた。
ビコロや文字盤のゴールドのアラビア数字のトーンと、キャメルのベルトの組み合わせは、マッチングが良い。
２本目以上のブライトリングオーナーに好まれる上級編。

よし、今日はこれで行こう！

ささ、お仕事お仕事っと。

発注すると、本国で仮組み後、パーツで輸入される。
その後、塗装やメッキを日本で行い、国内で完成させる。
納期はだいたい６ヶ月。
この手のカスタムにしては破格の３００万円台から手に入るのだ。

どっちが好みかな？

しかし、会社と言う鎧を持っていないフリーのエンジニアにとっては、至難の業だ。
アメックスから「あなたは選ばれました」という封書が届いても、申し込めば「今回は残念ながら・・・」と返事が来る。
僕がフリーのエンジニアとして初めて作ることができたカードは、限度額７万円だった。
その程度の社会的信用しか持っていなかったことになる。
その後、限度額は少しずつ上がっていった。

小さな会社を立ち上げて、時が過ぎた。
ダイナースを持つ事ができたときは嬉しかったな。
今日、ダイナースから黒い封筒が届いた。
プレミアムのインビテーションだ。
僕は大社長ではないけれど、世のエグゼクティブ達が、どんなサービスを受けているのかを知ってみるのも良いかも知れない。
大事なことは、個人としての継続的な信用。
大前提、借りない。借りたら返すはあたりまえ。
税金は払うetc。

自分がどの程度社会で信用されているのか？
一つの尺度であったり、なかったりする黒いカード。
もちろん、お上品な方はわざわざシルバーのカードに戻すそうだ。
僕も飽きたらそうさせてもらう。