続きまして、ビング&グレンダール(以下、B&G)の花瓶です。これも、ただの花瓶ではありません。ワーク番号が12番ですので、おそらく、1895年製と思われるアウグスト・ハリンのユニカです。ハリンは、1895年にロイヤル・コペンハーゲン(以下、RC)からB&Gに移り、世界で初めて、クリスマスプレートの制作を始めるのです。すなわち、クリスマスプレートは、B&Gの1895年のクリスマスプレートが一番古いのです。ロイヤル・コペンハーゲンのクリスマスプレートの初年度は1908年です。また、ハリンは、B&GにRCの釉下彩の技術を伝授するのです。すなわち、1895年からB&Gの釉下彩の技術が飛躍的に上がるのです。
これも、やはり、前回アップしたクローの大皿と同時期に売りに出されました。が、下部が少し欠けているので、ラッキーにも、今年の夏まで残っていました。欠けがあるので、これはまあまあ安かったです。
ピンクの下地に菊の花がパティ・オー・パットで、葉が緑の釉下彩で描かれています。なかなか難しいテクニックです。名品だと思います。
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Posted at 2013-09-09 08:56
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Posted at 2013-09-11 15:28
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