なんか、この人とは話がかみ合わないと
思ったら、その人との言葉の意味づけが
違う可能性があります。
新人研修ではホウ・レン・ソウ(報告、連絡、相談)を
徹底することを学ぶと思います。
会社で情報の伝達がうまくいかない場合
上司は部下に復唱させたりします。
しかし、復唱する言葉は合ってるのに
思いが伝わらない。
どうなってるの!?
そこには、言葉が一致したら内容まで
一致しているという勘違いがあるのです。
言葉が伝わったら、内容も伝わっているかというと
そうではありません!
私たちは自分が受けとった言葉や
文章は好き勝手に理解します。
聞きたいように見たいように解釈するんですね。
だから、そんなつもりはなかったのにと
人間関係で誤解を生むことがあります。
言葉が一致したからと言って
相手が内容まで理解しているとは
思わないことです。
私のコーチングセッションでは
オリエンテーションの時間を
たっぷりとるようにしています。
以前受けたコンサルからは15分で終えろと
言われたのですが、時間をたっぷり取っても
皆さん、あっという間と言われますね。
どうしてそんなに時間を取るのかというと
クライアントと私の脳内辞書をすり合わせるためでもあります。
私の言った言葉の意味そのままに
クライアントが受け取るとは限りませんからね。
その方が生きてきた人生をもって
言葉の意味が理解されます。
同じ家庭に生まれて、同じように育ったとしても
解釈は違いますからね。
言葉の意味づけにはその方の過去の
体験までもがかかわってきます。
だからこそ、ミスが許されない大事な
場面では確認の力が、ミスコミュニケーションを
防いでくれます。