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詩は元気です ☆ 齋藤純二

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“ # ” のついたタイトルはツイッター詩(140文字以内)

僕のような僕の歌

thread
僕をここにおいて
あなたを誘うから

前振りなしですが
歌ってしまいます

その先を進んでも
閉じてしまっても
一向に構いません

君の自由があって
僕の自由があって


表現者の気質には
戯けてのサービス
そんな精神が必要
自分をさらけだす
楽観が好きなこと

悲しみを悲しみで
哀れを哀れだけで
歌ってはいけない

そこには柔らかい
強さを宿していて
傷だらけの姿など
見せてはいけない

君がために歌うは
さらりさらりした
僕の惜しみなき声

さあ、僕を歌おう
さあ、君へ歌おう


#詩

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ごきげんようㅤわたしが自由です

thread
若き日はわがままの混じった私でした
束縛からの解放しか考えられず
監禁された世界にはいませんでしたけど
どうしても手かせ足かせが見えていました

でもㅤ今の私は自由です

学校が社会が世界が不自由と思うなら
私のように自由になれるのです
どんな時もどんな場所でも
不自由を知った者だけが
自由になれる資格を得たということです

不自由と嘆けば嘆くほど確実に自由へ向かいます
それはすでに自由への発想が膨らんでいるのですから
自由について考えれば考えるほど
今まで見えていなかった
自由が見えてくるから不思議です

えっㅤこんなことが自由だったとは
まさかㅤ自由がこんなカタチで

具体的にどのようなことが自由なのか
伝えることは止めておきましょう
劣化した自由になってしまうので

でもヒントだけ
自由は不自由からの脱出ではなく
不自由の中にすでに咲いているかもしれませんし
これから咲くかもしれません
あなたが私の自由なのかもしれませんし
私があなたの自由なのかもしれないということです

そうです
私はこれからも自由な
誰にも奪うことのできない自由なのです

#詩

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コーヒー

thread
黒い香りに時間が止まる

記憶を遡ることのない
魔力をもつ苦味は
精神の行きたい方向へ誘う

赤く甘い実を
いったい誰が焙煎したのだろう

アラビアの医師か
エチオピアの山羊飼いなのか

この偉大なる発見は
どれほどの時間を止めてきたのだろう

会話もいらない

静かな空間にカップとソーサーが
カチッっと鳴れば
過去も未来も香りに消されてゆく
此処にいる実感だけがあり得る

足を組み
テーブルに肘をのせ
そのひと口に
わたしは一枚の絵になる

#詩

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背後文字占い『字念屋』 「水」「月」(連載もの11)

thread
いらっしゃいませ
こちらに段差がありますので
お気をつけくださいね
本日はお寒い中のご来店
ありがとうございます

膝を痛めていらっしゃるのですか
こちらへお越しになるのも大変でしたね
この椅子で大丈夫でしょうか

はい
ゆっくりとお掛けください

そうですか
悩まれていることは特になく
ご自身の中核文字に興味がお有りになるのですね
かしこまりました
それにしてもお髭がとてもダンディですね

髭にはこだわりをお持ちなのですね
お似合いですよ
それでは中核文字を拝見します

見えていますよ
とてもきれいな中核文字と
その周りにも趣のある背後文字があります
「水清ければ月宿る」
中核文字は清く澄んだ「水」
そして「水」の中核文字の上には
「月」の字念がひとつ浮いています
幻想的に月が「水」の中核文字に映っています
このような絵に描いたような
素晴らしい背後文字を見たことはありません
できることなら写真に撮ってお見せしたいくらいです
私だけがとても得をした気分です

「水」が中核文字のあなたは人びとを
あらゆるアプローチで幸せにできます

心に潤いを与える水
それはあなたの笑顔であり優しさです

争いごとに熱くなる人びとがいれば
冷静になるために水を流すような正す心

そしてあなたの生き方も流れに身を任せ
自然体でいられるという「水」は素晴らしい中核文字です

「月」の背後文字は「水」との組み合わせとなり
「月」を中核文字に写すことにより
客観的にご自身の心の状態が「水」より見ることができます
とても理性的でかつ堅実に人生を歩んで行けます
とても羨ましいほどの組み合わせの背後文字をお持ちですよ

短所ですか
そうですね
強いていえばご察知のことかもしれませんが
世の中には「油」という中核文字をお持ちの方もいらっしゃいます
もしそのような方と接する場合には気をつけてなくてはいけません
「油」の中核文字の方が興奮されている時に
「水」の中核文字の方が関与されますと
パチッと跳ねて大変なことになります
そのような時は「油」の方には近寄らないことです
そっと見守って「油」の方がお冷めになられてから
助言されることをお勧めします
普段は「水」の上に「油」が浮いて
それぞれの立場を重んじることができ
いい関係を保つことができます

それはですね
「水」の中核文字をお持ちなら
直感で「油」の方はお分かりになりますよ

なるほど
やはり過去にそのような方がいらっしゃいましたか
それは災難でしたね
でも後で笑えるくらいだったのでしたら
それはそれで終わり良ければのイベントでしたね

ありがとうございます
有意義な時間を過ごされたとおっしゃていただけると
私も『字念屋』を営んでいてよかったと思います
お言葉をありがとうございます
楽しい時間を過ごさせていただきました
またお越しになってくださいね
では本日はこれくらいに致しましょうか

そちらの段差をお気をつけください
お身体を大事になさってくださいね
ご来店ありがとうございました

#背後占い字念屋の詩

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共働きの子育て

thread
雨の中
熱のある我が子を
濡らさないように抱っこして

保育園で熱のある子は預かってはくれない
そして、独身の上司に
「どうにかして、出勤しなさい」
そう言われ通話が切られる

悔しさから吐き出す言葉は
「お前にだけは負けねえよ、絶対。
お前みたいに小さい人間にだけは、ならねえよ」
だった

上の子を保育園に預け
熱のある下の子を抱っこして
電車を使い実家へ向かう

「母ちゃん、悪い」
「あいよ」
母はそう言って孫を抱っこする
俺はその言葉にどれだけ救われたことか

共働き
そりゃ自分たちが選んだ道だけど
違うよな
子育てもままならぬ
この社会の風潮や対応はおかしい

でも
進んでいかなくちゃいけない
この試練が俺を父親にしていくのだ
無理やりに思い込ませた

そんな日々が続くと
精神より先に身体がダウンしてしまう
けっきょく
病院で点滴ぶら下げ妻に負担をかける

ちくしょう
こんちくしょう

何年ぶりの涙だろう

しかし
俺はこのことで学ぶ
家族を守る
それは権利を主張することも大事だと
「子どもに熱があるので、出勤は出来ません」
はっきりした態度で
仕事を休もうが
上司にどう思われようが
与えられた年次休暇は使う
そんなあたり前のことをどうして躊躇していたのだろう
もう体裁なんて関係ない
どんどん主張しなくちゃ良くならないだろう
この社会

それから二十年近く経ち
共働きの子育て環境は相変わらず改善されていない
待機児童(保育園の入園を待たされる)
兄弟で違う保育園に通う
まだ問題は山積みだ
改善を願う

お母さん、お父さんたちが
子どもを保育園に送り迎いする姿
懐かしい気持ちと相まって
頑張っているな
そんな声を掛けたくなるんだ

#詩

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thread
青

青く
海から
空へと繋がり
僕にも青が反射する
誰もいない砂浜を歩いていた
それは僕の中にいる誰かを探しているようで
生きていることさえ怪しいほどに僕は青く染まりながら海と空の間を行く

#詩

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背後占い『字念屋』 「 楽」「拒」「願」「天」(連載もの10)

thread
ようこそ
いらっしゃいませ
あら
お電話の声ではわかりませんでしたが
高校生のお兄さんかな

そうですか
どうぞ
こちらにお座りになってください
大丈夫ですよ
無理に話をしようとしなくても
まずはリラックスしてくださいね
男性は占いに興味のない方が多いですけど
こうして来店いただけると嬉しいです

そうですか
お友だちからのお薦めで電話をいただいたのですね
字念屋はいまだにホームページなどは開設していませんので
人伝いにご紹介していただき皆さまには感謝です
お友だちによろしくお伝えくださいね
ごめんなさい
話が長くなってしまって
それでは
あなたの中核になる文字から見ていきますね

そうですか
そうなんですね

はい
あなたに見えている文字は
楽しい
「楽」の文字が見えています

自分の世界で楽しむことができ
何をするにしても想像豊かなオリジナルティで
ひとが驚くようなことをしてしまう
魅力のある文字をお持ちです
しかし
この中核をなす「楽」の文字が
とても萎んでしまっていますね
そして「拒」こばむの文字が
肩の上に重くのっています
その手で払い避けようとしている対象は
ずばり
ご両親ですね
「願」ねがいの文字が
「楽」の重石になっています
今まで勉強を楽しくしてきましたが
より良い進学という両親の願い期待に
耐えらなくなってきたのですね

まだあなたはとてもピュアなこころの持ち主なので
文字の向こう側がよく見えます

大丈夫ですよ
どうぞ
ハンカチをお使いください
涙は恥ずかしいことではありません
今まで
あなたは頑張ってきたのですね
その努力は決して無駄にはなりませんし
知識というのはいつしか自分を助けてくれたり
励ます知恵となりますから
どうぞ
前向きに気をお持ちください
それと
ご両親のことはそんなに拒まないで下さいね
あなたの将来のことを真剣に考えてのことですので

しかし
あなたの人生は高校生とは言え
これからは自分自身で切り開いて行って欲しいですね
あなたの「楽」の中核をなす文字をお持ちの方は
世間では秀でていらっしゃる方たちです
それを活かさなくてはもったいないと思います
あなたは勉強に関しても楽しめます
今一度
原点に戻り
学問の面白さを味わっていた頃に戻り
親の為ではなく
自分の為に好きな分野から手をつける

いうのはいかがでしょう
ちなみに
あのアインシュタインですら
学校の勉強はできなかったようですよ
それで
舌を出したアインシュタインの有名な写真がありますよね
そこからあなたと同じ「楽」の中核文字が見えているのですよ
これって珍しことで
写真から念字が見えてしまう
アインシュタインはとても強い「楽」の文字を持っていたのですね
そして
あなたも素晴らしい「楽」の文字をお持ちなのだから
大丈夫ですよ
きっとご両親もあなたの「楽」による生き生きとした
姿を見たらわかってくれるはず
あなたの将来はとても明るいことは間違いはありません

そうですか
そうおっしゃってくださると
わたしもほっとします
学校はあなたの小さな社会
気持ちの持ちようではやはり楽しいところになります
卑屈になったらなにもかも楽しめない
「楽」を念じれば今までと違う景色が見えてきますよ
家に閉じこもってばかりだと
心身ともに悪い文字が入りがちです

「天」
すなわち空をご覧になられると
「楽天」というあなたにとっては相乗効果になる
気分転換になりますよ
これお勧め
お試しくださいね
それにあなたには良いお友だちもいらっしゃるから
楽しい日々が待ってますよ

ご丁寧にお礼をいただき
有難うございます
だいぶ表情がほころびましたね

そうですか
それはよかったです
また
こちら字念屋に気軽にお越しくださいね

はい
靴べらどうぞ

あら
青空に月が浮いています
とても楽しい空ね

本日は御来店誠に有難うございました

#背後占い字念屋の詩

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片影

thread
君の面影
路傍の花と重ねてしまう

その花に手を添えようとして
僕は躓く

君は笑う

夜に隠れてしまう君は
笑い声だけを残し
僕の抜け殻を揺さぶる

拙い
I love you.

返事のない
Me too.

それでも君は
咲き消せない
僕の花

#詩

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紙ひこうき

thread
涙に濡れた紙ひこうきを
なるべく遠くに飛ばしましょう

力を抜いて
どこまでも どこまでも
そんな気持ちで
そっと

そしたら
ひとびとは浮き沈む
紙ひこうきを見て

がんばれ
がんばれ
だいじょうぶだよ
みんなが見守っているよ


声をかけてくれます

街をひと回りした紙ひこうきは
やがて
やさしさを持ち帰ります

幸せの紙ひこうきは
なるべくきちんと重ねて
宝箱に入れましょう

幸せでいっぱいの宝箱
開けてみれば
宝物はきれいに並べられ
キラキラ笑顔も輝きます

#詩

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俺の居場所

thread
最近なんだか疲れすぎて……

夜中に眠れず近所を歩き出せば、
やはりおなじみの公園へたどり着くことになってしまう。
ほかに行くところはないのか。
いや、それすら考えることも面倒になり、
自分の中にある鬱蒼とした
つまらない俺をコンビニのゴミ箱に捨て公園へ向かう。
「なんか、嫌な感じがするもの、入っているぞ」
と、ゴミ箱を覗くアルバイトの兄ちゃんの声が
遠くから響いて聞こえてくる。
「ごめん、ごめん。
家庭のゴミ、いや、自分のグロテスクを投棄してしまった。
帰りにたくさんの買い物をして行くから許してくれ。
まあ、そんなことを言ってもアルバイトの兄ちゃんには
売り上げがどうだとか、関係ないよな」
と、ぼそぼそと長いひとり言。

公園は大好きだ。
なぜ好きか。
ひとりになれた感が心地よく、自分がここにいる感が満載だからだ。
孤独を今宵無く愛したい時がある。
じゃあ、部屋の中ではダメなのか。
ああ、ダメだね。
そこは俺の存在が濃すぎて、
自分のニオイにむせて他人になってしまうからダメダメ。
えっ、自分が他人って矛盾しているよ!
君はそう言うかもしれないが、
自分なんて所詮は他人、君が俺なんだからさ、何も恐れることなんてない。
僕のはじまりは君で、君の終わりは僕なんだから深く考えないことだ。
簡単なことだからさ。
感じればいいんだよ。

「くそっ! ここは、俺の席だぞ、どけよ!」
なんてことだ、ベンチならいくらでもあるのに、
どうして今日に限ってここに昨日の俺が座っているんだよ。
こいつは他人の自分だ。俺という他人で、昨日の俺だ。
いったい、どうすればいいんだ。
昨日の俺は、今日の俺の怒鳴り声などまったく怖くない。
すべて俺の考えなんてお見通しなんだからさ。
なら、昨日の俺を脅してこの席を奪い取るにはどうしたものか、
ん〜、
なんだかごちゃごちゃ世界に突入しているじゃないか、
おいおい。
得体のしれない、予想もできないものを人間は恐れる。
昨日の俺も人間。
例えば、どろ〜ん、
みたいに幽霊系で、昨日までの俺にはない
身につけたものはないだろうか。
ないな。
ん〜、かなりのインパクトがなければ、
昨日の俺、追い出し作戦は成功しないだろう。
そうだ真逆だ。
今までの俺のぐうたら自分からは考えられない、
なんだか熱い人間になればいい。
そうすれば、こいつは何を考えているんだ、
訳のわからない危ない奴だと逃げ出して行くだろう。

「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
スネ毛ぼうぼう、内股スタイルで可愛く言ってみた。
「もう一回、言ってくれ。スマホで録音させてくれたら、消えてやるよ」
昨日の俺は目を輝かせながら言った。
「ああ、そうか、わかったよ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
「あれ、録音失敗。もう一回!」
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
「やっぱり、動画にさせてくれ!」
「おう、ノってきたぜ。あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!」
腰に手をあて微笑む俺。
「オーケー、いいの撮れたから退いてやるよ。
ほら、座れよ。
しかし、お前、最低だな。
いったい何者だよ、まあ、どうでもいいや。
ごきげんよう」
昨日の俺は、消えて行った。
真逆作戦はなんだか一応成功?!
「あなたがここから消え去らないと、お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
う〜ん、癖になっちゃう」
新しい俺、発見。意外と今夜はいい日なのかもしれない。

やっとひとりになれた。
随分と疲れたようだ。
俺は昨日の俺が嫌いで、昨日の俺フェチじゃないということだ。
収穫、収穫。
「おい! 君は今、俺のことを見ているんだろう。
これだと、ひとりって言えないんだよ。
ああ、そう。
ええっ、俺のことを見てないって君は言うけど、
おもいっきり見ているじゃないか、俺のことを!」
なんて、突然、大きな声で話してみる。
反応なし。
間違いない、俺はひとりだ。

灰色の空、黒い雲、それは叙情的なただの夜空。
俺にとっては最高の陰日だ。
目立たぬようになるべく消えることに努める。
隠の癒しに浸るのが俺のステイタス。
まず、カラダを消してみる。
これがなかなか難しいんだ。
イメージ的には、空気をたらふく吸い込んで
カラダを薄めていくという作業。
これを取得するのに三年かかった。
まあ、俺じゃなきゃ一生無理な話だが、
最近は手軽に姿を消す方法、見つけたから教えてやるよ。
「ザ・馬鹿になれる実」だよ。
紙に「カバなバカはカバ」を上下、左右を逆さまに書く。
書き順も逆から書く。
それで、書いた紙をなるべく小さくして丸めて飲み込むんだよ。
この時のコツは、
小さく書いて、紙も小さく、なるべく飲み込みやすくすることだ。
もちろん、水は必須だよ。
でも、これ、俺の専売特許だから勝手に製品化したら、お仕置きだぞ!
ああ、話しそれた。
そんなんでカラダが消えるんだよ。
あっ、水を忘れた。
まあ、俺はベテランだから水なしで頑張るか。
「ザ・馬鹿になれる実」を飲み込む。喉、痛っ。

あとは意識をなくすことなんだけど、これも難しい。
成功率三十パーセント、って言うところだろうか。
深呼吸をして、豆腐の数を数えるんだよ。

「豆腐が一丁、豆腐が二丁、豆腐が三丁目イエイイエイ、
豆腐が四丁目の階段を上って、豆腐が五丁、豆腐が六丁、
豆腐が七丁八丁九官丁、豆腐が十丁、豆腐が十一丁、
豆腐が十二丁丁夫人、豆腐が十三丁、豆腐が十四、、
豆腐…とっ……と………くうっ…がっ
ぐっ、くうっ〜〜
がっ、くうっ〜〜〜
けっけっけ、くうっ
んがっ、くうっ〜〜、ふぅ〜〜

〜〜うっがっ、ああ、あああ、あああ、あっ

なん、なん、なんだよお前、昨日の俺じゃないか!
なんで、さっき消えて行ったじゃないか。
それに俺は、姿に気配も消していたじゃないか、
なんで声掛けられたんだよ、俺の姿が見えるなんて、
いったいお前は何者なんだ!」
「普通に見えていたし。
お前は、ただ居眠りこいてる馬鹿か、死にたい馬鹿か、
なんでもいいから、4Kの最新映像が撮れるスマホを持ってきたから、
さっきのやってくれよ!」
「はい? はい?
……俺は、俺は、ただひとりになりたいだけなんだよ、
あなたがここから消え去らないと、
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺんお仕置きしちゃうわよ!
お尻ぺんぺん…お尻り……
お、し、り!」


ふんがっふふ!
#詩

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