身の回りの「エッセンシャル・ワーカー」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

今日は久しぶりの日差し。ここ2,3日雨続きだったので、この晴れ間は貴重。

ベランダで私は、洗濯物を干していた。我が家で洗濯は私の係。毎朝の洗濯物干しは私のルーチンである。

干している洗濯物の向こうに、トラックに乗ったおじさんが2人見えた。忙しそうに何かをトラックに運び入れている。こんな朝早くに? 

あー、そうか、ごみ収集だな!

市から委託を受けて、ごみ回収をしている業者のおじさんたち。

額から汗が噴き出ている。

一人のおじさんとちょっと目が合ったが、私は話しかけるのを少し躊躇っていた。

「8キロくらい、瘦せるんだよね!」

と誰に伝えるという訳でもなく、そのおじさんは呟いた。

私は反射的にこう言葉を返した。

「そんなに痩せてしまうものですか?」

最近は少し涼しくなったとはいえ、今日も日中は30度近くになりそうな太陽からの日差し。よっぽど体にこたえるのだろう。

私の言葉におじさんはこう答える。

「そうなんだよ!特に最近はコロナのせいで、こんな段ボールごみが増えてね....」

Amazonと印字されている、大きな茶色の段ボールの束を指さした。

トラックの下で作業するもう一人のおじさんから、手際よく段ボールを受け取り、トラックの荷台へ積んでいく。

そしてまた、積んでいく。まだまだ積んでいく。荷台がはちきれんばかりだ。

私は洗濯物を干しながら、おじさんたちの手際よい作業を何と気なしに見ていた。額から汗が落ちるのがまた見えた。

「おー、そろそろ行くぞー!」

一声かけてそのおじさんは、トラックの運転席に座ってエンジンを始動させた。

一瞬こちらに視線を向けたので、私は

「お気を付けて!」

とだけ声を掛けた。

無言だったが、そのおじさんは笑顔を私に返してくれた。

彼らこそが、エッセンシャル・ワーカー、だ。

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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宮田穣著「組織に効くコミュニケーション」を読んで(Day6)「リアルな場のコミュニケーション(3)」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

昨日に引き続いて、宮田穣著

「組織に効くコミュニケーション」

を読み進めて行きます。


今日のテーマも昨日の続き、即ち

リアルな場のコミュニケーション(3)


下記、章立ての「1.朝:朝礼」及び「2.昼:社員食堂」は、昨日までに読み進めましたので、今日は

3.夜:社員寮・独身寮
4.社内行事
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係

の残り3つを記述します。


章立て
(1.朝:朝礼)
(2.昼:社員食堂)
3.夜:社員寮・独身寮
4.社内行事
5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係


3.夜:社員寮・独身寮

(1)今どき少し古臭いかも知れないが「寝食を共にする」というもの。一方、職場では直接関わりのない部署の少し上の先輩に、会社の裏側も含めて様々なことを教えてもらう機会。

(2)昨今は逆に、独身寮を復活させる動きもあるとのこと。

(3)独身寮での生活は、20~30代社員の一定の年齢幅での人間関係を密にし、「タテ・ヨコ・ナナメ」の関係を築く場として有効。

(4)そして独身寮で育てられるインフォーマル・コミュニケーションを、仕事現場で求められるフォーマル・コミュニケーションにも活かすことが出来る部分が多い。

(5)コミュニケーション・ツールとして独身寮を活用する、という考え方もある。

敢えて「共同浴場」「共同の食堂」を半ば強制的に使用させることで、他人と話す機会や交流する経験を体感してもらう。

(6)具体的には、①寮長と寮生との対話の場を創る。②独身寮でイベントを開催する。


4.社内行事

(1)一体感を醸成する組織イベントで、フォーマルなものとインフォーマルなものがある。目的は「コミュニケーションの向上」「連帯感や一体感の醸成」。

(2)全社員による「社員総会」:
これは一種の年中行事、いわゆるお祭り的なものでもある。終了年度の業績を共有したり、年間表彰を行ったり、また翌年度の計画や目玉行事を伝達する。

エンターテインメントやゲームを行って、社員同士の親睦を図る意図もある。

(3)社員旅行:
毎年国内へ社員旅行。5年に一度は全社員で海外旅行へ、という素晴らしい?会社も存在する。


5.リアルなコミュニケーションにしか生み出せない関係

(1)朝礼、社員食堂から独身寮・社員旅行など「リアルな場」でしか味わえないものは、全て自分の「身体」が関わっていて、自らの五感を通して様々な情報を体得することになる。

(2)これは必然的に理解や納得は深くなる。「腹落ち」する感覚になる。それぞれの参加者各人が感ずることによって、組織としての「まとまり」や「つながり」が実感しやすくなる。いわゆる「同じ釜の飯」を食べた仲間の感覚に通ずる。

(3)一方でリアルなコミュニケーションはややもすると息苦しさを伴うこともある。リアルならでは良さと息苦しさを勘案して、心地よいコミュニケーションや心地よい関係を築くにはどうしたら良いだろうか?


ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお


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