著者~ 山中 恒 (やまなか ひさし)さん 1931年生まれ~ 児童読み物~ノンフィクション作家 <靖国の子>とは戦没して靖国神社の神とされた将兵の子弟のことですが、1945年敗戦以前の出生者ということになります。 軍隊に行く前には、それこそろくでもないことをやらかして、近所の鼻つまみだった男も、戦死して靖国に祀られれば、護国の戦神になるわけです。 <あの子はやくざなろくでなしだったけれども、最後に最高の親孝行をしてくれた>と両親が泣いて喜んだという美談もありました。 靖国神社はA級戦犯を合祀した経緯について、B・C級戦犯を戦合祀してA級戦犯を合祀しないと、戦勝国によってなされあた一方的な東京裁判を認めて屈することになり、靖国神社の責任が重い、それで合祀するこちに決めた、と説明しています。 小生の父親は<A級戦犯及び軍隊(特に陸軍)のトップを痛烈に非難していた。 18年南方の各地で全滅した時点で敗戦を認めていれば・・と、こぼしていた。 終戦直後MPが自宅に来宅し<工場の無条件明け渡し>が辛かったようで・・戦争の話はほとんど語らなかった・・ 父親は<靖国神社は~皇居の参拝>も、誘われても出かけなかった。 過激な小生も・・当然<参拝>等には興味がないので参加しない・・ 40年近く前に浅川町役場(現在高尾事務所)で <東条英機首相>が、終戦直前に<浅川地下壕>の視察に来た写真を見たが <ふんぞり返って偉そうに・・>腹が立った・・ますます憎しみが蘇った・・