著 者~ 髙谷 典秀 (たかや のりひで)さん 医療法人社団同友会 理事長・・順天堂大学医学部循環器内科非常勤講師 高谷さんは、年間50万件を超える健診を実施し、多くの企業や健保組合の、産業医 ・・保健指導業務の支援を行っている。 小生が混同していたのは<健診~けんしん>違いでした。 <健診>とは、診察やさまざまな検査を行うことによって、受診者が健康かどうか調べることをいう。通常は<健康診断>を用い・・法令によって<健康診査>という。 <検診>とは、<がん検診>などで用いられ、特定の病気を発見するための検査です。 <人間ドック>とは、昭和13年民政党の代議員<桜内 幸雄~俵 孫一が、健康診断を目的に、東京大学病院に入院し、このとき <重病説>が流されないために <感染が航海を終わり、ドライドックに上がり、船底についた貝殻を除いたり、エンジンや計器の整備をするようなものである>と、記者会見したことが始まりといわれている。 <スポーツドリンク>は、塩分などの電解質を補充することで、<熱腸症対策>としては有効ですが、同時に多くの糖質を含むことに注意が必要。 1リットルのスポーツドリンクを飲むと・・ステイクシュガーを10本摂取することになります。 糖分は細菌の栄養になるため細菌の繁殖を、招きます。 また口の中が酸性になると、歯が溶けやすくなることで <虫歯>になります。 夏は大量の汗をかくため、多量の水分を摂取することは重要ですが、スポーツドリンクの摂取の後には、水やお茶を飲むことで<虫歯や歯槽膿漏の予防>に役立つと考えられます。 <高血圧の基準> 小生が育ってきた時代は<年齢 + 90>と、教えられてきました。 現在は・・<高圧目標> 145~85 (高齢者) 近年、血圧管理の基準が厳しくなってきており<製薬メーカーが儲けたいから>等という極端な議論がされる場合もあります。 色々な研究結果に基づき、国際的な基準と整合性を取りながら日本のガイドラインが策定されています。 大変わかりやすく・・興味深く説明されている図書でした。